こんにちは。
ブラック企業で退職代行を利用しようとした際、会社から「そんな辞め方をするなら懲戒解雇にするぞ!」「どこにも転職できないようにしてやる!」と脅されるケースが後を絶ちません。
結論から言うと、これは労働者を怯えさせるための「ただの脅し(ハッタリ)」です。 この記事では、退職代行の利用で懲戒解雇にならない法的な根拠と、次の転職活動への影響について解説します。
1. 「即日退職」だけで懲戒解雇にはできない
会社側は「引き継ぎをせずに急に辞めるのは重大な規律違反だ」と主張してくることがあります。しかし、日本の法律では、会社が労働者をそう簡単に懲戒解雇にすることはできません。
労働契約法第15条により、客観的で合理的な理由がない懲戒処分は「権利の濫用」として無効になります。無断欠勤を理由に解雇が認められる目安は、一般的に「2週間以上、正当な理由なく無断欠勤し、会社からの督促にも一切応じない場合」など、極めて悪質なケースに限られます。
退職代行を利用する場合、業者が会社に対して「退職の意思」や「体調不良等の理由」をしっかりと伝達するため、「正当な理由のない無断欠勤」や「音信不通」には当たりません。そのため、即日退職だけを理由とした懲戒解雇が法的に認められることはまずありません。
2. 次の転職先にバレるリスクはある?
「退職代行を使ったことや、会社と揉めたことが次の応募先にバレるのでは?」という不安もよく耳にします。
こちらも心配無用です。現在の「個人情報保護法」では、本人の同意なしに前職の企業へ問い合わせを行う「前職調査(バックグラウンドチェック)」は原則として違法とされています。履歴書や職務経歴書に自分で書かない限り、面接官に退職代行の利用事実がバレるルートは存在しません。
ただし、1点だけ注意が必要です。近年、外資系や一部のベンチャー企業などで導入されている「リファレンスチェック(前職の上司や同僚に書いてもらう推薦アンケート)」を必須としている企業への応募は、現実的に難しくなります。 退職代行を使って即日退職した職場の同僚や先輩に、転職活動の協力を頼むことは心理的にも状況的にも極めて困難だからです。
逆に言えば、そうしたリファレンスチェックを必須としていない一般的な企業(大多数の企業が該当します)に応募する限り、退職代行の利用が転職活動で不利になることは一切ありませんので安心してください。
まとめ
【結論】懲戒解雇の脅しはハッタリ!一般的な転職には影響なし 退職代行を利用したことだけを理由に懲戒解雇にすることは法律上不可能です。会社からの「転職できなくしてやる」という言葉は、あなたを引き留めるための単なる脅し文句に過ぎません。
今回は、退職代行利用時の懲戒解雇トラブルと転職への影響について解説しました。
ブラック企業は、労働者が法律を知らないことをいいことに強い言葉で脅してきます。どうしても会社からの報復や嫌がらせが怖い場合は、法的な対処や会社との交渉が可能な「労働組合」や「弁護士」が運営する退職代行サービスへ依頼すれば、脅しを最小限に抑えて安全に退職できます。

コメント